【不妊治療】高FSH137/低AMH0.03 でも挑戦できたって話。

1992年生まれ。 結婚3年目。 20代早発閉経、卵巣機能不全、左卵巣委縮疑い。 通常の不妊治療は行えないと宣告されてから今日に至るまでとこれからを紹介します。 治療、進んでいます。努力家じゃない私でも、少し生活で気をつけるようになったこと。 つい思い詰めてしまう私でも、少し気持ちを切り替えることができたこと。 何事にも、いい面を感じることを忘れずに。

はじめての体外受精(採卵日当日)

 

私は夢をかなえる車だ。

 

いきなりですが(笑)

これは自分が小学校の卒業文集に書いていた一文です。

これを書いた当時、幼きC子は文章の天才だと思っていました。

大人C子は、ちょっと恥ずかしいよ。

 

車って。だれかに運転してもらうんかい?

運転手であれ。車は乗り捨てられることだってあるよ。

 

でも読み進めていくと、幼きC子が言いたかったことはきっとこうだと思いました。

 

ガソリンが切れてしまうことも、道に迷うこともあるかもしれない。

でもガソリンを入れてくれる人は必ずいて、道を示してくれる人もいる。

爽快な道を駆け抜けてもいい、でこぼこ道は避けてもいい。

行先にはいつも道がつながっているよ。

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車ちゃん

 

どうやら意思がある車、カーズとかのタイプ。

交通ルールを守って、素敵なドライブの行先が素敵な場所だといいね。

 

 

さて、本題です。

D16に、ついに体外受精にむけての採卵決行日を迎えました。

以下、レポートです。

 

台風の日だったので、タクシーで旦那と病院に向かいました。

早く着いたので、温かい紅茶を飲んで落ち着いた後、出陣。

 

受付を済ませてしばらくして、入ったことのない部屋に案内されました。

 

カーテンで仕切られた半個室の一番手前。

わたしが一番最後らしい。

 

説明を受けて、ホテルのパジャマみたいな服に着替えます。

頭には紙の帽子。

 

お~。OPE感。

 

とか思いながら、まだ余裕アリ。

 

ベッドに気持ちいいもこもこ毛布があったので包まって安心していると

どうやらお隣さんが帰ってきた様子。

 

ひっく・・・っ。ぐすん・・・。

大丈夫ですか?

はい・・・ぐすん。

 

!?

 

な、泣いてる。

ほんで、しばらく経ってもずっと泣いてる。

 

ここにきてちょっと焦り始めるC子。

なんで泣いてるんだろう、痛かったのかな?怖かったのかな?

大丈夫大丈夫大丈夫・・・先生にお任せするだけだから。

ちょっと痛くても、わたしは痛みに強い、大丈夫大丈夫・・・。

力を抜いたらうまくいくし、出血もしにくいんだって。怖くない怖くない・・・。

 

若干そわそわしている中、ついに採卵室に呼ばれました。

 

採卵室は薄暗く、ザ・手術室の雰囲気。

入り口付近に先生が座っていました。

挨拶をして、名前と生年月日の確認。

そして内診台に上がります。

 

ふと先生を見ると、なんだか手を手で包み込んで少し下を向いていて

両手に気持ちを込めているように見えました。

 

お願いします。

 

膣の洗浄後、卵胞の確認。

20mm程度でした。もうひとつ小さめのも見えます。

もうすぐ針刺されるんよな・・・

 

ずっと、看護師さんが優しく肩に手を乗せててくれています。

これが本当に本当にうれしかった。握りたくなった(涙)

 

じゃぁ、いくね。

1、2、3!

 

プスッ!!!(音はしません)

 

おっほ・・・結構な勢いで行くんですね。

でもそのおかげで、痛いのはほんの一瞬で済みました。

エコーを見ていると、きれいに卵胞内に針が止まっています。

吸われていって小さくなっていく影。

吸われているときにも生理痛のような鈍痛がします。

先生すごいな。終わった・・・

 

いくよ。

1、2

 

ん!?あ、もう1個いくのね!?

 

3! 

 

そして今度こそほんとに終了。

耐えたー!!というか思ったより大丈夫だった。

2個だからかな。

10個とか採る人って本当に頑張り屋さんだと思う。

 

お礼を言って、半個室に戻ってから着替え。

 

30分ほど休憩してから、トイレで膣に入れられた止血用のガーゼを自分で抜きます。

知らなかった。これが痛い!長い!記憶では40cmくらい。

頑張って引っ張るけど、水分はガーゼにもっていかれているし

なんか一緒に出そう・・・ツラ。

これが苦手な人ほかにもいるんじゃないかな?

聞いたことなかったけど。

 

ガーゼを出し終わり、出血が少なくて問題ないことを確認すると

一応ナプキンをつけて、待合に戻りました。

 

旦那はさっき座っていた場所に座っていて

どうやら採取には呼ばれていない様子。

おやおや?

 

診察に呼ばれ、言い渡されました。

 

あまりいいお話じゃないんだけど

今回の採卵数は 0 です。

 

あ・・・そういうこともあるのか。

なんで?私の卵胞って空っぽなの?いつも?

 

これは健康な人でも誰にでもあること。

今回大きくなってたのは 1個だったしそれがあたってしまっただけ。

 

そか・・・

声を振り絞って、お礼をいって診察を出た後

旦那を見ると、「泣くんでしょ?」とでもいいそうな顔で目が合う。

 

泣きますよ。

だって、薬飲んだり注射飲んだり今日のために頑張ったんだもん。

今日だって頑張ったのに。

 

そのあとカウンセリングルームに呼ばれて

看護師さんに改めて、今回はたまたまそうだっただけと話をされる。

AMHが低いから・・・その確率が高かったりするんでしょうか?

と聞いても、それに関係なく誰にでも起きること。とのこと。

 

次はどうするか。

旦那は私の意見を尊重したいといいます。

 

支払った額は予想よりも安かった(準備費の2万円弱)ということもあり

自分の体と気持ちが整えば次回も体外受精をやりたいと話しました。

 

そしていま、絶賛2回目の採卵周期です。

なかなか育たず薬も増えたりしていますが、気長にがんばります。

また進捗があったらご報告します!

 

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